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ライ角とは
[2010年11月26日(金)]

■ゴルフクラブライ角とは

ゴルフクラブライ角とは、下の写真のように、ゴルフクラブ
スコアラインまたはソール面が水平になるように地面に置いた時に、
水平な地面とシャフトの中心線とが作り出す角度です。
(スコアラインとソール面は基本的に平行だという前提で話を進めます。)



ゴルフクラブライ角は、アイアンの方向性を大きく左右する数値です。
あと、ウッドやユーティリティーの場合には、ほんの少しだけ、
球のつかまりを左右する数値です。

■ゴルフクラブライ角の選び方

ゴルフクラブライ角の選び方は、ウッドとアイアンで異なります。
アイアンのライ角は、インパクトの瞬間に、ソールが水平に
なるような数値のものを選ぶべきです。
しかし、市販のアイアンのライ角が綺麗にフローしている確率は
限りなくゼロに近いので、軟鉄もしくはソフトステンレス製の
アイアンを買って、そうなるようにライ角を調整するべきです。
この点に関して、次回以降の記事で詳細をご説明していきます。

ウッドやユーティリティーのライ角は、必ずしも、インパクトの瞬間に
ソールが水平になるような数値のものを選ぶ必要はありません。
ウッドやユーティリティーのライ角はほんの少しだけ球のつかまりに
影響しますが、ぶっちゃけ無視していいぐらいです。
この点に関しても、次回以降の記事で詳細をご説明していきます。

SなのにR?SなのにX?【最終回】ヘッド形状による影響
[2010年10月31日(日)]

SなのにR、SなのにX、こりゃいかに【第1回】
SなのにR?SなのにX?【第2回】シャフトの製造誤差
SなのにR?SなのにX?【第3回】クラブ長でシャフトの硬さは変わる
SなのにR?SなのにX?【第4回】チップカット
の続きの記事です。

シャフトの硬さは、取り付けるヘッドの形状によっても変わります。

例えば、下の写真の2つのヘッドを比べると、右側のヘッドの方がネックが長いですね。



同じシャフトでもネックが長いヘッドに取り付けられた場合の方が、ほんの少しシャフトは硬くなります。(ソールからホーゼル底までの高さが一緒だと仮定します。)
この場合、ヘッドのホーゼル(シャフトを挿す穴)に入る部分が長いので、チップカットをしたのと同じことになるんですね。
更に下の写真ようなヘッドだったらどうでしょう。



このヘッドは、ネックが極めて長い上に、シャフトがソールまで貫通しています。
このヘッドの場合には、Rフレックスを挿してもXフレックスぐらいまで硬くなってしまいます。

お友達のクラブを打ってみたら上手く打てたので、同じシャフトでリシャフトしたけれども、なんか違う。
このようなことは、ヘッドの形状が極端に違う場合、往々にして起こります。
シャフトの製造誤差の問題もありますが、それに加えてヘッドの形状の問題もあるんですね。
同じ銘柄の同じフレックスのシャフトが挿してあっても、クラブは一本一本全て異なるんです。

さて、ここまでシャフトを硬くしたり軟らかくしたりする以下のような要因について書いてきました。
1.同じ銘柄の同じフレックスのシャフトでも製造誤差によって1フレックス分ぐらいの硬さの差がある。
2.組み立てるクラブの長さによってもシャフトの体感の硬さは全く異なってくる。
3.チップカットの有無、またチップカットの長さによって、シャフトの硬さは全く異なってくる。
4.ヘッドの形状によってもシャフトの硬さは異なってくる。

「SなのにR?SなのにX?」という記事のタイトルにしましたけれども、実際、上記の4条件が重なると
RがXになってしまったり、XがRになってしまったりするんですよね。
R/S/X という表示が如何に曖昧なものであるかが、お判りいただけたでしょうか?

僕が思うに、最も重要なことは、まずは現状を正しく把握することじゃないかと思います。
今自分が使っているクラブの振動数は一体いくつなのか?
R/S/Xという曖昧な基準ではなく、これを数値で知ることが第一歩だと思います。
振動数計を置いてあるお店に足を運んで、測って貰うのも良いでしょうし、
ゴルフクラブ数値.com でも数値測定を承っております。→ゴルフクラブ数値測定

ゴルフクラブの硬さと言うのは非常に重要だと思います。
Gパンで言ったらウェストサイズかレングスのようなものだと思います。
Gパンを買う時には、これらを必ず確認しますよね。
ゴルフクラブまたはシャフトに関しても同様で、硬さを数値で確認すると良いと思うんです。

今回の一連の記事によって、R/S/X という曖昧な基準ではなくシャフトを数値で選ぶことにしよう!、
と思って下さった方がいらっしゃったら、大変嬉しいです。

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ゴルフクラブ数値.comでは以下のような数値による
シャフトの選び方をご紹介しています。

シャフト重量硬さ(振動数)剛性分布キックポイント(調子)
弾き系or粘り系トルクスパイン、等々

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SなのにR?SなのにX?【第4回】チップカット
[2010年10月26日(火)]

SなのにR、SなのにX、こりゃいかに【第1回】
SなのにR?SなのにX?【第2回】シャフトの製造誤差
SなのにR?SなのにX?【第3回】クラブ長でシャフトの硬さは変わる
の続きの記事です。

本日は、シャフトのチップカットをすると、なぜシャフトが硬くなるかという点について書いてみようと思います。

まずはシャフトの「剛性分布」についてご説明します。



上のグラフは、シャフトの剛性分布グラフと呼ばれるものです。
横軸はシャフトのどの辺の部分かを示します。
チップとはシャフトの先端側部分(ヘッドが取り付けられる側)、
センターとはシャフトの中央部分、
バットとはシャフトの手元側部分(グリップが取り付けられる側)です。
縦軸はシャフトの硬さです。
シャフトの剛性分布グラフにおいて言えることは、全てのシャフトは、チップ側が最も軟らかく、
バット側に移動するにつれて徐々に硬くなり、バット側が最も硬くなるということです。
シャフトは、チップ側が最も細く、バット側に移動するに従って徐々に太くなり、バット側が最も太いです。
細い部分の方が軟らかく、太い部分の方が硬いんですね。

前回の記事でチップカットにより振動数を調節できることを述べました。
この理由は、シャフトの剛性分布グラフで考えると簡単に解ります。
チップカットをすると、シャフトのより硬い部分が「採用」されます。
下の図で言いますと、46インチのシャフト全長の中で、同じ長さを切り出すにしても、
チップカットをしない場合には図の緑の部分を切り出すことになりますが、
チップカットをすると図の赤の部分を切り出すことになります。
赤の部分の方がシャフトが硬くなるのは一目瞭然ですね。



このようにチップカットは、上手く使えば振動数を適正な値にするために利用できます。
1インチチップカットすると、シャフトを約1フレックス硬くすることができます。

チップカットをするかどうか、またどれだけチップカットをするかによって、
シャフトの硬さは全く違うものになります。

チップカットはシャフトの硬さを調整する上で非常に便利なのですが、
いくらでもチップカットできるのかというと、そういう訳ではありません。
シャフトによってチップカットできる最長の長さが決まっていて、
その範囲でしかチップカットはできないんですね。
なので、まずは適切な硬さをもつフレックスのシャフトを選ぶことが非常に重要です。
その上で、チップカットで最適な硬さに微調整するのが最適な方法です。

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SなのにR?SなのにX?【第3回】クラブ長でシャフトの硬さは変わる
[2010年10月24日(日)]

SなのにR、SなのにX、こりゃいかに【第1回】
SなのにR?SなのにX?【第2回】シャフトの製造誤差
の続きの記事です。

今回は、特に過去にリシャフトをされた方や、これからリシャフトをしようとお考えの方向けの記事です。

同じシャフトならば、44インチ仕上げでも46インチ仕上げでも、同じ硬さになるかと言ったら、
そうではありません。

クラブ長が長くなればなるほど、シャフトの体感の硬さは硬くなります。
おそらく、多くの方は反対だと思っていらっしゃると思います。
「長くなるほど、シャフトは軟らかく感じるんじゃないの?」と。
たぶん、プロのクラフトマンなどでも、多くの方は、このように勘違いしていて、
「シャフトが長くなる分、フレックスを一つ硬めにした方が良いですよ」などと言ってくるかもしれません。
実はこれは逆なんです。長く仕上げるんだったら、シャフトのフレックスを軟らかめにした方が良いのです。

このことは、下のような振動数のグラフで考えると明白です。



このグラフは、シャフトのチップカット(先端を切ること)をしないでクラブを組み立てた場合に、
同じシャフトの振動数がどのように変化するかを示したものです。
黄色の点と線で示されているフレックスSRのシャフトの場合を見てみましょう。
46インチで組み立てた場合には、「やや硬い」の緑のゾーンに点がプロットされています。
これを44インチで組み立てた場合には、「平均的」の青のゾーンに点がプロットされます。
つまり、クラブ長を2インチ短くすることにより、シャフトは1フレックス分ぐらい軟らかくなるということです。
これを更に短くして、40インチで組み立てた場合には、「やや軟らかい」の紫のゾーンまで軟らかくなります。

これはゴルフクラブのシャフトの性質によるものです。
シャフトは、短く組み立てる場合には、チップ側をカットしてあげないと、体感の硬さが軟らかくなるんです。

この性質を正しく理解しないでクラブを組み立てると、同じシャフトを使用したとしても、
長くてやたらと硬いドライバーや、ぐにゃぐにゃに軟らかいFWやUTが出来上がってしまうことになります。

ゴルフクラブ数値.comでは、「チップカットをしないとシャフトは軟らかくなる」もしくは、
「チップカットをするとシャフトは硬くなる」という性質を利用して、
クラブ振動数調整を行い、お客様のお好みの振動数クラブを仕上げています。

このように、同じシャフトを使用した場合でも、何インチで仕上げるか、また、
どれだけチップカットをするかによって、シャフトの硬さは全く違うものになるんですね。

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SなのにR?SなのにX?【第2回】シャフトの製造誤差
[2010年10月23日(土)]

SなのにR、SなのにX、こりゃいかに【第1回】の続きの記事です。

ゴルフクラブメーカーが、なぜシャフトの硬さの数値を公表しないのか、不思議に思ったことはありませんか?
シャフトの硬さは数値化できないのでしょうか?
そんなことはありません。シャフトの硬さは振動数と言う数値で表すことができます。
では、一体なぜでしょう?

答えは簡単で、シャフトの硬さは製造誤差が大きくて、一本一本硬さが違うからです。
同じ銘柄の同じフレックスのシャフトであっても、一本一本硬さが違います。

同じ銘柄の同じSフレックスの中には、軟らかめのSフレックスもあれば、硬めのSフレックスもあるのです。
軟らかめのSフレックスと硬めのSフレックスでは、おおよそ1フレックス分、硬さが違います。
場合によっちゃぁ、もっと違うかもしれません。

同じ銘柄の硬めのRフレックスと軟らかめのSフレックスは、同じような硬さです。
場合によっちゃぁ、硬さが逆転しているかもしれません。

市販品のクラブを選ぶ際には、まずは、自分はどのぐらいの硬さの(どのぐらいの振動数の)クラブ
欲しいのかを明確にするのが良いと思います。
そして、振動数計を置いてあるお店で、現物のクラブ振動数を測ってもらってから買うのが良いと思います。
仮に、ある一本の振動数を測ったら自分の思い通りの振動数クラブだったとして、
同じ銘柄の同じフレックスだからと言って現物を測らずに買うのは注意が必要です。
振動数を測ったSは軟らかめのSで、今から買おうとしているSは硬めのSかもしれないのです。
試打も注意が必要です。
試打したSは軟らかめのSで、今から買おうとしているSは硬めのSかもしれないのです。
試打してイイ感じだったクラブがあったら、その試打クラブ振動数を測って貰いましょう。
そして、それと同じぐらいの振動数クラブを買うのが良いと思います。
お店の人に「これは硬めのSですか?それとも軟らかめのSですか?」と聞くのはやめた方が良いでしょう。
正しい答えが返ってくることはありません。

市販のクラブ振動数を片っぱしから測って選ぶほどの時間はないよ!
もしくは、そんなことをして店員から煩がられるのは嫌だよ!、と言う方は
振動数を約束してくれるゴルフ工房(たぶんゴルフクラブ数値.com以外にはないと思いますが)
で、リシャフトをすると良いと思いますよ^^

追記:上記は主にカーボンシャフトに関して述べたものです。スチールシャフトの製造誤差はカーボンシャフトに比べると、とても小さいです。

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シャフト重量硬さ(振動数)剛性分布キックポイント(調子)
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