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今年最後の休日?
【2010年12月14日(火)】

久しぶりの更新です。

12日の日曜日はおそらく今年最後の休日……ということになりそうなので、できればラウンドしたいな、などと思い、近所のコースでキャンセル待ちのリクエストを出しておいたのですが、日没の可能性が高い時間でのスタートしか枠が空かなかったので、残念ながら断念しました。
来年の初ラウンドは2月下旬か3月だと思いますが、せいぜい練習しておこうと思います。レンジには行っていませんが、素振りだけは毎日欠かさずやっており、フィーリングはすこぶる好調?って感じではあります。来年は競技にも復帰しようと思っていますので、これから本格的繁忙期に入りますが、スウィングのフィーリングだけは消えないようにしたいと思います。

で、日曜日なんですが、ラウンドの代わりに映画を見てきました。
森田芳光監督の「武士の家計簿」という時代劇です。

時代劇はあまり好きではないのですが、これは秀逸なホームドラマでした。ホームドラマというのも自分の趣味には合わないのですが、堺雅人演じる主人公の家族は、近代的なファミリーではありません。武士の誇り、職能についてのプライドを重んじ、情に流されることのない凛とした気風の家です。しかし、その中にあって、家族愛はしっかりと存在するわけです。それがベタな甘ったるい感じではなく、そこはかとなくにじみ出ているあたりが素晴らしい。

江戸時代というのは、飢饉等にたびたび襲われ、物質的には非常に厳しい時代であったと思いますが、精神的には豊かな時代であったと思います。近代は個の確立ということが叫ばれ、友達家族みたいなのが有難がられたりしたものですが、その結果がけっしてハッピーなものではないことは、現代の家族の在り様をみれば明らかです。30過ぎて親の脛かじっているニートなんて、江戸時代では絶対に考えられないですからね。

あるべき家族の姿とか、家庭教育のあり方とか、職業倫理とか、いろいろと考えるきっかけになる非常にいい作品だと思いました。重々しい雰囲気の作品ではなく、比較的軽いタッチでありながら、こういう味わいが出せるあたり、なかなかのものです。主演の堺雅人は現在、もっとも勢いのある俳優さんだと思いますが、脇を固める仲間由紀恵、松坂慶子、中村雅俊なんかも好演しています。派手な宣伝をしているわけでもなく、あまりヒットするとも思えませんが、おススメの映画です。

映画の方も今年はこれが見納めです。今年、劇場で見た映画は10本。ラウンド数同様、ちょっと少ないのですが、結構いい作品もありました。

一応、今年見た作品について、独断と偏見でランキングをつけてみます。
@ 告白 
A 悪人 
B 武士の家計簿 
C アウトレイジ
ここまでは面白かった作品です。ここ数年で見た作品の中でもかなり出来のいい作品が多いと思います。
「告白」と「悪人」は日本アカデミー賞を争うことになるのだと思いますが、作品賞は「悪人」かな……という気はします。「告白」については、松たか子が主演女優賞をとるんじゃないかと思います。

D インセプション
E ゴールデンスランバー
これはまあ及第点といったところです。それなりに楽しめますが、まあ驚くほどでもないかな?

で、以下は期待外れ、ないしは予想通りつまらなかった作品。
F 東京島  
G 踊る大捜査線 THE MOVIE3 
H 海猿 ザ・ラストメッセージ 
I キャタピラー 
東京島」は面白くなる要素はあるんですけど、ちょっと……。作りこみが甘すぎです。「踊る……」と「海猿……」は予想通りです。映画館で見るレベルの作品ではないですね。
最下位の「キャタピラー」は海外で賞を取ったりしたようですが、ダメな日本映画の典型ですね。これが傑作だとか言っている人の感覚は自分にはわかりません。

今日はこんなところで。
次回更新はいつになるのでしょう?

反戦映画?
【2010年09月28日(火)】

出勤前にちょっと映画を見てきました。

寺島しのぶ主演の「キャタピラー」です。
今年の日本アカデミー賞において、「悪人」と並ぶ有力候補……なんて話も聞くので、見ておこうかと思った次第。

メジャーな作品ではないことから、いわゆるシネコンなどでの上映はありません。で、20年振りぐらいに新所沢PARCOの中のレッツシネパークというところに行ってきました。

昔はクルマで行ける映画館がほとんどなく、よくここで映画を見たのですが、久しぶりに行くと、やっぱり古さを感じますね。今時のシネコンに比べると、スクリーンも小さいし、イスもぼろいし……。そういえばかつての映画館って、客席に段差がなく、スロープになっていたんですね……忘れてました。

で、肝心の映画なのですが、正直あまり出来のいい作品とは思えませんでした。

戦争で四肢を失い、軍神様として祭り上げられて帰ってきた夫と、寺島しのぶ演ずる妻の間の葛藤を描いた作品です。反戦映画なのかもしれませんが、メッセージ色はあまり強くありません。

主人公の寺島しのぶは、心の葛藤を上手く演じているとは思いますが、言葉では表現できない身もだえするような心の揺れや当惑といったものを、「あなたはどう思う?」って、観客に丸投げされても……。こういうのは映画作製者の傲慢さのように感じます。

まあ善意に解釈すれば「こういうグチャグチャな状態に人を追い込む戦争の不条理や悲惨さを描いた」ってことなのかもしれませんが、だとすれば、もうちょっと別のアプローチがあるんじゃないでしょうか?

昔から反戦芸術というものが、どうしても好きになれません。戦争によってもたらされた悲惨な現実を描いて、エモーショナルな部分に訴えるというのは、あまりにも短絡的すぎるんじゃないかという気がするのです。

戦争を遂行している人々が戦争の悲惨さを認識していないのであれば話は別ですが、悲惨だということを分かった上で動いている政治的なシステムがあるわけです。だとすれば、感情的に戦争の悲惨さを訴えたところで、それは現実を変える力にはなりえないでしょう。

そもそも人間の本質的な感情は必ずしも戦争を拒否するものなのか?
たとえば身近な人が他国によって理不尽に殺された場合、その加害者である国に対し、「戦争はよくないから報復はしない」という感情を持てるでしょうか? 「仇はとってやる」という感情になる方が自然なような気がします。

そうだとすれば、感情に訴えていく手法というのは、危険をもはらむことになるわけです。

もし、反戦映画をとるなら、もっと理性的なアプローチをしないと、反戦にはならないと考えます。

たとえば軍需産業と政治家の関わりをドキュメンタリータッチで描く……なんていうのはどうでしょう?

いや、それはそれで安易かもしれません。

かわぐちかいじのコミックに「沈黙の艦隊」というマンガがあります。現実離れしたストーリーではありますが、安全保障の問題に正面から向き合った作品で、国会でも取り上げられたほどの力作です。「平和はカネで買えるか」なんていうテーマも出てきますが、もし真に戦争や平和に関して、問題提起しようというのであれば、こういったアプローチは効果的でしょう。

ちょっと話が戦争映画一般みたいな話になってしまいました。
今回見た「キャタピラー」は映画としては異例なほどの低予算、しかも10日あまりという短期間に撮影されたものだそうです。そういう意味でも作りの雑さは随所に見られました。まあ、寺島しのぶの体当たり演技はさすがだとは思いますけど。

何とも複雑な思いにさせられる映画でした。

今年のベスト候補
【2010年09月24日(金)】

仕事が早く終わったので、レイトショーで「悪人」を見てきました。

良かったです。幸福論として、非常によくできた作品だと思います。
主演の妻夫木聡、深津絵里も良かったし、脇を固める柄本明、樹木希林の演技力も素晴らしい。最近の邦画は侮れません。

ネタばらしみたいになってもアレなんで、ストーリーについてはあれこれ書くのはやめておきます。とりあえず今年のベスト候補の一つです。

ぜひ映画館で……といったところで、今日は終わりです。
すいません、手抜き記事で。

なぜに3D?
【2010年09月20日(月)】

映画を見てきました。本日見たのは「海猿 ザ・ラストメッセージ」。

テレビのヒットドラマの映画版第三弾ですね。ストーリーの展開は毎回ワンパターン。海難事故が起こり、伊藤英明演じる海上保安官の仙崎が救助に向かうが、そこで思いがけぬ困難が待ち受ける……というもの。見る前から想像がつくわけで、別に映画館で見るほどの作品でもないのですが、今回は3D作品になっていたので、それなら劇場で……ということになりました。

3Dテレビも発売されるご時勢。一度は見ておこうかな……と思い、ちょっとだけ期待して見に行きました。「鑑賞中に気分が悪くなったりするのかな」などと、ちょっぴり不安もあったのですが……。

正直、気分が悪くなるなんてことは全くなく、「えっ、こんなものなの?」という感じでした。
はっきりと浮き出て見えたのはテロップの文字だけ!
見所の水中シーンなどでは立体感はほとんど感じられませんでした。

300円余計に取るために3Dにしたのではないか、などと意地悪な見方をしたくなるような出来でした。別に映画自体は特に退屈ということもなく、まあそれなりの娯楽作品だとは思いますが、これなら2Dで十分でしょう。専用メガネをかけると画面も暗くなりますしね。

現時点では、実写映画の3Dはまだまだダメなのでしょう。「アバター」とか「トイストーリー3」とか、特撮映像の作品でないと堪能できないのかもしれません。

東京島
【2010年08月31日(火)】

昨日は職場で飲み会&カラオケ。今朝は午前6時に帰宅。
で、3時間ほど昼寝をした後、映画を見に行ってきました。

桐野夏生原作の「東京島」です。
無人島に夫婦で流された(夫はすぐに死亡)主人公の清子が、その後に漂着した16名の日本人、さらにその後に漂着した6名の中国人の中で、島で唯一の女性であることを利用して、たくましく生きていく姿を描いた作品……とでもいったところでしょうか。

ストーリーとしては面白くなる要素は十分だと思うのですが、作品の完成度は今ひとつ。

まず第一に、キャスト。主演の木村多江さんはけっして演技の下手な女優さんではないですが、ちょっと今回の役はミスキャストだな……と思いました。窪塚洋介演じる渡辺に「もうトシ」とか「オバサン」呼ばわりされる場面があるのですが、ちょっと木村多江さんのイメージは「オバサン」といった感じとはほど遠い。
普通なら見向きもされないオバサンが、島では唯一の女性であるからこそチヤホヤされる……という感じでなければならないでしょう。ちょっと木村多江さんはそういう点ではキレイすぎる感じがします。
じゃあ誰が適役か……と言うと、なかなか難しいですね。まあ、あまりキレイでない女優さんが主演では、興行的にきびしい面もあるでしょうし。30代〜40代で、ちょっと太めで、あまりきれいでない女優さんで、かつ集客力があるとなると……なかなか難しいですね。

第二の問題点は性描写の少なさ。さえない女性が唯一の女性として島の男たちからチヤホヤされるわけですからね。窪塚洋介から娼婦呼ばわりもされるわけですから、自分の肉体を武器にしているということなのでしょう。
濃厚なシーンがあってしかるべきストーリーかな……と思います。
したがって、先ほどの問題点であげたキャストの条件に「大胆なベッドシーン」や裸がOKであるという条件も加わるでしょうか。この条件だけで言えば、寺島しのぶあたりが適役かなと思いますが、正直まだまだきれいな感じがします。もっといかにもオバサンという感じで、文字通り体当たり演技ができる女優さんっていないですかね。

第三は脇役のキャスティング。予算の関係でしょうか、あまり有名な役者さんが登場しません。まあ有名でなくても、いい味のある演技ができる役者さんを揃えていればいいんですけど、この点でも不十分ですね。

主役の女優をあまりきれいでない裸OKのオバサン女優にする。で、濃厚なシーンをたっぷりと入れ、R指定にする。これだと興行的に厳しいので、脇を固める俳優陣に売れっ子の役者を入れる……という形にすれば、作品としてのクオリティも上がり、興行的にも可能性があると思うんですけどね。

何となく、せっかく面白いストーリーなのにもったいない……と感じさせる映画でした。
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