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コンパクトヘッド特集
【2010年09月09日(木)】

今週号の週刊GDに小型ヘッドドライバーの特集がありました。

このblogでも何度も取り上げているテーマですし、久し振りに期待をしながら記事を読んだんですが、正直もの足りないですね。ちょっと消化不良気味です。

最新の460CCクラスのヘッドは球の捕まりが今一歩、見た目のシャープさに欠ける……という人には小ぶりヘッドがオススメという主旨で、かつての名器と言われた中古ドライバーが紹介されています。

まあ、書いてあることは概ね間違いではないのですが、注文をつけたい点が2つ。

@小型ヘッドの優位さの最大のポイントは、FWやアイアンなどとのつながり。これに全く触れられていないのは、正直ちょっと……。ドライバーの体積は単体で考えるのではなく、セットの中で考えるという視点があっても良かったのではないかと思います。まあ、ティーアップするドライバーは別物という考え方もわからないではないですけど。

Aせっかく雑誌で特集組むのであれば、大型ヘッドと打ち比べて、飛距離や方向性などについてデータ検証があっても良いのでは……なんて思います。まあ、小型ヘッドの方がいいデータが出てしまう可能性があり、そうなったら大型ヘッドを売りたい広告主からクレームがつく可能性が高いので、自主規制……ってところでしょうか?

個人的には、セットの中の他のクラブとのつながりということだけでなく、単体で見ても小型ヘッドの方が総合性能は高いと思っています。直ドラなんかだったら、勝負にならないでしょう。
まあ、いずれ機会があれば、ゴルファーズドックか何かで、自分の270CCドライバーと最新ドライバーを比べて、データを比較してみたいと思います。結構違いがはっきり出ると思います。

ちょっと話が横道にそれますが、ブリヂストンのゴルファーズドックって、面白いですね。過去に2度試したことがあり、マイクラブとBSの最新クラブを試打させ、サイエンスアイの計測データをもとにオススメクラブを選ぶというものなのですが、マイクラブの方がデータがいい場合は、「あなたに最適なのはマイクラブです」という診断が出ます。実際、自分も一度そうなりました。そんなこともあり、ブリヂストンには結構好感を持っています。

しかし、クラブメーカーに遠慮しない誌面作りができる雑誌は出てこないものでしょうかね?ニーズはそれなりにあると思うんですけどね。

マイク小西氏の理論
【2009年04月08日(水)】

「チョイス」を買って読みました。


石川遼×マイク小西 世界で勝つスウィング」という記事が気になったからです。

マイク小西という名前は知っていたのですが、今までその理論をまともに読んだことはありませんでした。

テレビ中継で石川プロの新しいスウィングを見て、「なぜあんな構えをするのだろう?」ということが気になっていたので、この機会にマイク小西氏の理論を読んでおこう……と思った次第。

結構、面白かったです。
背骨とシャフトを90度にしてアドレスすれば、体を回転させるだけで、腕は理想的なポジションに収まる……という考え方は、「なるほど」という感じです。

実際にはおそらくそうはなりませんね。数学的に考えれば、シャフトプレーン上にクラブが上がることになるので、それではフラット過ぎるトップです。ただフィーリングとしては面白いし、「作戦としてはあり」だと思います。近いうちに実験してみようかな……と思いました。

右肩下がりのアドレスについても説明はありましたが、これについては自分の頭が悪いせいか、納得には至りませんでした。トンカチで釘を打つときは、釘とトンカチを直角に当てないと上手く打てない、だから「打ち出す弾道に向かって構えよ」ということらしいのですが、これはドライバー限定のイメージなのでしょうか? そうでないと短い番手ほど右肩下がりの構えになってしまいますから。でも、ドライバー限定の考え方だとすると、「アイアンは……?」という疑問が生まれます。

このあたりについては「アイアンにダウンブローのイメージはいらない」と書いてあるのですが、詳細はわかりません。本を買って読んだら、書いてあるのかもしれません。

まあ、ここに書かれていたことを踏まえて、マスターズでの石川プロのスウィングを観察してみようと思います。何か面白い発見があるかもしれません。

ゴルフ雑誌について
【2006年07月21日(金)】


本日2度目のアップ。

ためにならない(もう知っていることがほとんど)と知りつつも、ついつい買ってしまうのがゴルフ雑誌GDOのブログでこんなこと書いたら問題かな?

毎週火曜日に週刊GD週刊PG。隔週木曜日のゴルフTODAY(ごくたまにALBAも)。そして月刊GDチョイスゴルフクラシックなどなど。年間で使っている金額足したら、ドライバー1本ぐらいにはなる!!

ゴルフ雑誌のもっとも凄いところは、一貫性がないこと。「今、フェードが熱い」とやった翌週に「やっぱりドロー」なんて特集がある。「男は黙ってマッスルバック」と言っていたかと思いきや、「断然プロキャビ宣言」してしまったり、そうかと思えば「今どき爆飛びアイアン」をお薦めしたりといった具合。そして毎年それを繰り返す

まあ、商売だから仕方ないといえば仕方ないのだろうが、もっと雑誌ごとに特徴があってもいいかな……などと思う。

たとえば、ある雑誌は「クラブはマッスルバックに限る」・「あくまでアイアンはダウンブロー」と頑なに訴え、求道的姿勢を貫く。別の雑誌が「ゴルフは楽して上手くなる」をコンセプトに、「易しいクラブは人に優しい」・「頑張らないスウィング」などというテーマで記事を展開する。

まあ、そういう偏った雑誌は読者層が限られてしまうから難しいか……。

などと文句を言いつつ、今日も月刊GDを買ってしまった。
まあ、読めばそれなりに面白い。だから、ついつい買ってしまう。

いったいゴルフ雑誌の読者とは、どのぐらいのレベルのゴルファーなのだろう? 5下のシングルさんとかでも読むのだろうか? 読むとすればどの雑誌?

雑誌ごとに読者層が微妙に異なると思われるが、実際問題どうなのだろう? たとえば、「ALBAの読者はちょっと軽い感じのリゾート系ゴルファーが多い」とか「CHOICEの読者はエンスーっぽい人が多い」とか。

雑誌社対抗・読者代表ゴルフ選手権なんていうのがあったら、面白いかも。各雑誌の読者から無作為に選んだ代表が雌雄を決するなんていうのはどうだろう? 個人的にはレッスン記事は月刊GDが一番だと思うので、優勝候補の最右翼のような気がするが……。まあ、こんな企画、実現する訳ないか。

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『中島常幸 改造打法の秘密』
【2006年07月15日(土)】


ブックレビュー3回目は、後藤修さんの『中島常幸、改造打法の秘密』。初版は1990年。

これはいわゆるレッスン書ではない。後藤さんがスランプ中の中島常幸プロのコーチ兼作戦参謀として雇われていた頃のリポートというかルポルタージュというか。後藤さんは兵法論だと言うが、なるほど時の帝王ジャンボ尾崎に戦いを挑んでいく様が、独特の語り口で描かれている。かつてジャンボの参謀も務めた後藤氏と、ジャンボ、中島の3人の間の駆け引き、複雑な人間感情の織り成すドラマは、読み応え十分。

当時、現場で観戦した試合の練習グリーンで、中島のパッティングをチェックする後藤氏の鋭い眼光にはしびれた。プロゴルファーではないのに、2人の賞金王のコーチをした男、只者ではない風格があった。その後、後藤氏は中島と訣別、その間の経緯は中島プロが書籍やホームページで書いているが、もちろん後藤氏にも言い分はあろうし、真相は分からない。以後、後藤氏は鈴木亨をシードプロに育てるが、間もなく師弟関係を解消。プロを目指す研修生を集め後藤塾を主宰する一方、アマチュア向けのレッスン記事などにも登場するようになり、レッスン・オブ・ザイヤーを受賞。最近ではすし石垣とタッグを組むも、またまた作戦半ばで決別。まさに山あり谷あり。

後藤さんはかつては雑誌の記事は書いても、まとまった形で技術論を書くことがなく、ジャンボや中島は何を習っているのか、非常に気になった。だから、雑誌で後藤さんの記事を見つけると、何度も読み返し、その秘密を読み解こうとしたものである。こうして自分のゴルフは後藤理論によって作られていった。現在は小学館文庫より刊行されている『爆飛びゴルフ 奇跡の300ヤード打法』で、氏のスウィング理論に触れることは可能。


数年前に後藤塾のコーチのレッスンを受けた。他のレッスンプロとは、着眼点が違うなと思った。徹底的に球を右に発射させようとする。そこから腕を返してドローを打てというわけだ。非常にていねいなレッスンだったが、「これだと目先のスコアは出ないな」と思ったことは確か。後藤理論では身体を開いたカット打ちは御法度。まずはとことんドローを打たせるというコンセプトは分かるが……。

ほどなく、後藤さんご自身からレッスンを受ける機会に恵まれた。非常に期待をしてレッスンを受けたが、実は後藤さんからのアドバイスはさほど多くはなかった。自分が打っている打席の後方に現れるや、「まずまずだな。予習をしてきただけのことはあるかな。」・「ちょっとボールから遠いぞ!」・「何がしたいんだ、アドレスの段階でやりたいことがわからなければダメだ!」・「まずまずだが、まだ右のグリップが甘い!空気が入っている」……といった感じ。これで何かを掴めたという感じは正直なかった。ただ、その際に後藤さんが見せた打球は凄かった。とても70歳を超えている人間の打球ではない!

その後もしばらく後藤理論をベースに練習を続けてきたが、どうも何か違うのではないか……と思い始めた。その当時、自分は深刻なフック病に悩まされていた。ドライバーは右の林に向かって打ち出し、左のラフまで曲がってきた。腕のターンが強すぎる!!試しに後藤塾ではご法度の腰を回転を意識してみると、フックは止まった。

一旦、後藤理論を離れてみると、出球が真っ直ぐに近づき、フック回転が減少していった。結果、スコアもそれまでより安定するようになった。後藤さんなら「後藤式で身体に蓄えた栄養のおかげで結果的に上手くいっただけ。そのうちスウィングが壊れていく」と言うだろうが……。

後藤理論はスウィングの理想像ではある。スクェア・トゥ・スクェアのインパクトゾーンは実現できれば最強には違いない。ただし、実際問題として人間には不可能……というのが現時点での自分の結論。別に中島プロのように「遠回りした」などとは思わない。ゴルフ理論に興味を持つきっかけを与えてくれたわけだから。

今でも後藤さんには注目している。彼の文章は非常に面白いし、自分のブログも心なしか文体が後藤さんの影響を受けているような印象がある。いつか後藤塾塾生の中から、氏の理論を完全に体現し、メジャーで勝てる選手が育つことを陰ながら祈っている。
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『慣性のゴルフ』
【2006年07月06日(木)】


ブックレビュー第2弾。
本日はプロコーチ井上透さんの『慣性のゴルフ』

これは「ドライバー編」・「アイアン編」・「アプローチ&パット編」の3冊からなるシリーズ。
スウィング中に発生するクラブの慣性をどう生かし、どうコントロールするかという視点から書かれている。
基本的には、慣性に逆らわず打つドライバー〜ロングアイアン。慣性をコントロールしていくミドル〜ショートアイアン(ミドル、ショートで若干ニュアンスが異なるが……)。そして慣性を抑えて打つアプローチ。スウィング中に発生するクラブの慣性というものに着目するという考え方は画期的だろう。

本書の中で特に参考になった部分をいくつか上げてみよう。

(1)連続素振りのやり方と効用。クラブを連続して振ることで、クラブを自力でコントロールするのではなく、クラブに振られる感覚をつかむことができる。特にクラブを2〜3本束ねて持って素振りをすると、より強い慣性が作用するので、振られるという感覚がよく分かるようになる。これを繰り返すことで、腕とクラブの通り道が一定になってくる。自分でコントロールしようとすると、器用な右手が悪さをするので、その都度、軌道がバラバラになってしまう。

(2)スウィングプレーンについての考え方。あくまでもスウィングプレーンは結果であって、オンプレーンが目的ではない。たとえばクラブがアンダーから入るドローヒッターが無理にオンプレーンに振ろうとすれば、持ち味を殺してしまうこともありうるので、多少の必要悪は残しておいてもいい。この考え方も非常に参考になった。一見悪い動きであっても、それが原因で大きな問題が発生していないのであれば、無理に直す必要はないということ。井上さんはビデオを使って、スウィングをコマ切れにして、スウィング部品を改造していくには細心の注意が必要で、下手をするともっとも大切なスウィングの流れを失わせる危険があることも指摘している。そんなことになるぐらいなら、素振りを繰り返した方がいいと続く。このあたりは現在の自分にもっとも大切なことかもしれない。

(3)各種のドリル。スウィングプレーンを考えるより、ボディーアクションを考えるべきというのが井上さんの考え方。特にメディスンボールを使ったドリルは、非常に有効性が高いと思う。メディスンボールを使い、腰をスライドさせながら真っ直ぐにテークバックを始動するドリルが紹介されているが、これはとても効果が高かった。最近、そのドリルを止めていたら、急激にインサイドに引く昔の悪い癖が再発。もう一度、メディスンボールトレーニングに取り組もうと思う。
(4)スウィングの分類。スウィングのタイプを、「骨盤を左右にスライドさせる現代型」(代表例はタイガー・ウッズ)と「骨盤をその場で回転させるクラシカル型」(代表例はガルシアや青木功)に分類しているが、タイプによってスウィング中に意識すべきことや、有効なドリルが異なるとしている。

昨日、あらためて部分部分を拾いながら読んだのだが、随所に参考になることが書かれている。忘れていたこともあったし……。珠玉のレッスンと言えるだろう。

崩れかけたスウィングを立て直すために、とりあえず連続素振りの回数を増やすことから始めるか!

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