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基準クラブの選び方(2)
【2009年11月14日(土)】

昨日の続きです。
昨日はオーダーアイアンで基準となるアイアンを選ぶとしたら……というテーマでしたが、今日は中古アイアンを調整して基準クラブを作ろうというお話。

まずは、調整の土台になるアイアンを用意しないといけません。
調整が可能な軟鉄が理想です。まあ、ステンレスでも曲げられるものならいいんですけど。

じゃあ曲げられれば何でもいいか……と言えば、そうではありません。調整は万能ではないので、調整可能な範囲というものがあります。したがって、元になるクラブが目茶苦茶なクラブであれば、調整したところで高が知れているわけです。つまり吊しの状態で、比較的精度の高いクラブがいいわけです。

新品のアイアンを調整してもいいのですが、それだとお金がかかるので、基本的には中古クラブでいいでしょう。というより、むしろそっちの方がいいと思います。アイアンの場合、ここ20年ぐらいで大きく性能が変わったということもないですし、昔のクラブの方が丁寧に作られていたということもあります。

もし、自分が調整を施してもらうとしたら、こんなクラブを調達すると思います。

まずはミズノのフォージド。
MPシリーズなら理想的でしょうが、もっと古いものでもいいでしょう。TN87、91、93なんかも非常に魅力的ですね。

それ以外では……。そう言えば、9月ぐらいに「地上最強のアイアン」っていうシリーズ記事を書いていたので、そこで取り上げたモデルなら個人的には文句なしです。

鍛造キャビティに関しては → ここ
マッスルバックに関しては → ここ

で、調整の方法に関しても、ちょっといろいろ自分の考える条件があります。これはオーダークラブでも一緒です。

チョイス10月号のアイアン特集で「チョイス・オリジナルアイアン」というのを作っていました。で、そこで作られたアイアンがあります。紙面の写真を携帯で撮影したもので、画像は鮮明とは言えないですが、イメージを分かるように、載せておきます。

最初の画像は4番アイアンと6番アイアンです。

そして次は7〜9番アイアンとPWです。


写真のアングルの問題もあるのかもしれませんが、短い番手ほど左からシャフトが挿してあるように見えます。短い番手ほどプル角が大きくなっているわけです。

プル角が大きくなるほど(シャフトが左から入っているほど)、球の捕まりは良くなります。だとすれば、どうして、ただでさえ捕まりやすいショートアイアンのプル角を大きくし、捕まりにくいロングアイアンのプル角を小さくするのか?

ショートアイアンほど球を右に置いてハンドファーストの度合いを大きくしろ……というスウィング理論がありますが、確かにこういうクラブではそうしないと球の飛んでいく方向が揃いません。

でも、もっとシンプルに、捕まりにくい長い番手ほどプル角が大きくなるように調整すればいいのではないかと思うのです。そうすれば全番手の捕まり具合を揃えることができるのではないかと思うのです。

とは言うものの、プル角の調整をできる工房なんて、ほとんどないんですけどね。

最低限、ライとロフトはきちんと合わせて置きたいですね。

重量・バランス調整に関しては、やかましいことを言う人も多いですね。「ネックに鉛がこんなに入っていました」というような記事をちょくちょく拝見します。
個人的には数グラム程度であれば、あんまり気にしなくてもいいと思うんですけどね。コンマ数ミリフェース面上の重心点が動くかもしれませんが、そんなレベルで打点のコントロールなんてできないですし、ヘッドの後方に鉛貼っても、重心は後方に動くので、フェース面上の重心点がやはりコンマ数ミリ動くと思うのです。それは問題じゃないんでしょうか?
どうもこの話は工賃稼ぎにしか思えないのです。

シャフトスパインについてもいろんな意見があるようですが、スチールシャフトならあまり気にしなくてもいいんじゃないかと思います。曲がったシャフトをそのまま使うような工房だと話は別でしょうが、そんな工房は論外だと思いますし。

まあ、オーダーアイアンにしろ、中古クラブ調整にしろ、自分の基準となるアイアンを手に入れるには、優秀な工房探しが不可欠だと思います。
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