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計測の祭典
[2010年03月07日(日)]

思いのほか盛り上がってバンクーバーオリンピックが終わった.
2週間を通じて日本人選手団の活躍も楽しめたし,各競技の最高のパフォーマンスも充分堪能できた.
その中でも一番ビックリしたのが計測精度.
例えば,銀メダルを獲得したスピードスケート女子チームパシュートの優勝チームとの差は僅か0.02秒,3分ちょっと滑ってこの差なのでこの差は割合にしてたったの0.01%.全く同じようにドイツチームと滑ったとしてももう一度計測をやり直したならば結果は変わってくるのではないか?とも思ってしまうホド差は僅かだ.
他の競技と並べてみても,
スキークロスカントリー男子スプリント (同タイム着差あり)
スキークロスカントリー女子30kmクラシカル 0.0055%
スキークロスカントリー男子50kmクラシカル 0.0040%
と並んで「最も金と銀との着差が少ない競技」の1つとなった.

冬の競技は夏のモノと比べてスピードが出るので1位と2位との差を計測するために千分の一秒で計測する競技もあったりするが,冬の競技の特徴は計測が困難なモノばかりなのである.
・スタート地点とゴール地点が大きく離れている
・全員が同時にスタート出来ない
・競技者によってスタート地点もゴール地点も異なる
など,計測技術者をイジめているとしか思えない.
例えばアルペンスキーダウンヒル,スタート地点とゴール地点は標高差800m超,気温も違えば気圧も異なる,更に時間と共にコロコロと状況が変わってくる.こんな計測条件下でたった1回で百分の一秒を正確に測定しなくてはならない.
私も職業柄,何度と無く時間の計測をしたことがあるが計測誤差はツキモノで1%はアタリマエ,信頼できる計測結果は有効数字2桁がイイトコロという感覚なので,2つの事象の差が0.01%だったらば「どっちが先とは断定できないなぁ」と思ってしまう.

一方,ゴルフ場でも沢山数字が出てくる.
・573ヤードパー5
・エッジまで194ヤード 等
恐らく,バンクーバーオリンピックと違ってこちらの計測精度はアテにならないと思うが,ボールを操る自分ショット精度の方がもっとアテにならないので全く問題にならない.
市中にはハンディタイプの距離計測器が販売されているが,当分私には必要ないと思われる.

さて,
この度,バンクーバーオリンピックが終わって鳩山首相は選手強化支援に積極的姿勢を見せたらしい.
確かに日本選手が活躍してメダルを獲得する姿を見れたら嬉しく思うのは間違いない.しかしながら,例えメダルが無くとも多くの人の生活には影響が無いし,少なくとも私の毎日は変わってこない.選手強化費は国費ではなく「メダルを取ったらとっても嬉しくなる人(得をする人)」が負担するのがフェアなのではないかなぁと思う.
橋本団長からの要望は「栄養学の研究促進」「トレセンの充実」らしいが,個人的には保育所の待機児童に対応した方が少子化対策にもなるし,回りまわってメダル獲得に繋がるのではないかと考える.どうせ「選手強化費」の一部は色々な『会長』や『理事』に行ってしまうのだし...
鳩山首相には是非,計測精度はホドホドで良いので「選手強化支援は国益に適うか?」を測定して欲しい.

本質
[2010年02月11日(木)]

2010年が始まって随分経ってしまったが,新年の心構えはこんな感じ
・「本質」という言葉を使わない
・本質的なゴルフを行う
コレだけではナニを言っているんだか解らないが,経緯は以下.

というのも,
最近読んだビジネス系の新書は技術管理がテーマでそれはそれはイイ事が一杯書いてあってとてもとてもタメになったのだが,著者の口癖なのか「本質」という単語が乱発状態でチョット興醒めだったのだ.
辞書で「本質」を引いてみると,【物事の根本的な性質・要素】とあるのだが,文中ではどうもそうとは取れない表現で出てきて,自分の言語センスに不安を覚えたのでgoogle先生に聞いてみることにした.
そうしたら,どうもWebSite上のコンテンツも同じような文脈で使っていた.

・若者のクルマ離れその本質は「購買力」の欠如
 [日経ビジネスオンライン]
・ネットインフラただ乗り論争の本質
 [CNET Japan]
・UCCのTwitter騒動に思うマーケティングの本質的変化
 [Tech Wave]
・Web2.0の本質から読み取るWebビジネスの心得とは?
 [@IT]
・会社の本質と資本主義の変質研究
 [東京財団研究プロジェクト]

ドレもコレも,論理的に【物事の根本的な性質・要素】を探求していなくて,著者の持論を並べているだけだ.
なので,「本質」という言葉を「私が考えるトコロ」と読み替えるととても意味が通ってスッキリする.
色々見て回ってこのように思ってしまったモノだから,自分で「本質」という言葉を使うのが気恥ずかしくなってしまって行動指針の1つとした.

っということで,
もうひとつの行動指針「本質的なゴルフ」とは「人の意見やプレースタイルに惑わされず『私が考えるトコロ』のゴルフを貫く」ということ.
どんな環境にも左右されない一本スジの通ったゴルファーでありたいなぁと思ってます.

そんな決意表明をしていたのにもかかわらず,
本日予定していた打ち込み練習は敢え無く中止.我が家の出不精お姫様が「寒いのはイヤ」と電気ストーブの前で丸くなっているのだ.
どうやら本質に迫るのは難しいらしい.

[2009年12月28日(月)]

例えば1番ホールティーショット,ティーベグの上に乗っかっているボールがクラブによって放たれて芝生の上のどこに止まるかということを,打つ前に予測可能なのだろうか?
このように未来を予測することは昔から活発に議論されていて,提唱した数学家の名前を取ってこの議論のことを俗に「ラプラスの魔」と名前がついていたりする.
この理論が発表されたのは約200年前の1812年,フランス人科学者ピエール=シモン・ラプラスの主張を紹介するとこういうことだ.

もしもある瞬間における全ての物質の力学的状態と力を知ることができ,かつもしもそれらのデータを解析できるだけの能力の知性が存在するとすれば,この知性にとっては,不確実なことは何もなくなり,その目には未来も(過去同様に)全て見えているであろう.

1番ホールに置き換えると,ティーショット前のある瞬間に全ての物質の力学的状態と力を知ることが出来れば,ボールの行方は寸分たがわず予測可能ということだ.
まぁ,全ての物質の状態を知ることはものすごい困難なのでこの仮定自体夢物語なのだが,その夢を受け入れたとして本当に予測できるのだろうか?
例えば疑問に思うのは,ある瞬間の状況を完全に知ることが出来ても,ボールを打った直後に風が吹くかもしれない.そうしたらボールは予測したところから風に流されてしまうのではないか?ということだ.
しかしながら,「風」自体も突き詰めれば物質の塊である.空気を構成する要素の全ての状態を知ることが出来るならば,いつ・どこで・どの方向に・どの強さの風が吹くかというくらいは当然のことながら予測できてしまう.風が予測できるならばボールの流され具合も正確に把握できるので,ボールの行方は分かることになる.

それでも疑問に思うのは,ボールを打つのはクラブだがクラブを操作するのは人間である.プレイヤーの考え方がちょっとでも変わったり,ショットに不安を覚えたりしたら打ち方が簡単に変わってしまい,ボールの飛び方も変わってしまうのではないか?と疑ってしまう.
しかしながら,「人間」自体も突き詰めれば物質の塊である.人間を構成する要素の全ての状態を知ることが出来るならば,その人間がどのように考え,その考えがどのように筋肉の動きに影響を及ぼすかを予測できてしまう.人間の動きを正確に把握できるので,ボールの行方は分かることになる.

その他,ボールの行方に影響を与えそうなモノ,芝・木々・池の水・バンカーの砂も物質の塊なので,状態を知ることが出来ればボールの行方を完全に把握できる.
ということは,ラプラスに言わせればゴルフも多くのゲーム(Tic tac toe・オセロ・将棋・囲碁・チェス)と同様に全てを知ることが出来る充分な知能があればゲーム開始前から勝負が分かっており,ゲームとして成り立つのはそのゲームの複雑さに比べて人間が充分愚かだからということになってしまう.
ゴルフを面白いゲームに設計してくれた先人に感謝しなければならない.

とはいえ,
ものすごい仮定を置いた上記「ラプラスの魔」も20世紀に入って「量子力学」の「不確定性原理(物質の位置と運動量を正確に把握することは出来ず確率的にしか把握できない)」の登場によって,その仮定自体絶対に無理だと反論を受ける.この決定性の議論に完全な決着がついたわけでは無いが,当分の間は科学の進歩によってゴルフの根源的面白さが失われることは無さそうだ.

なぜ,いきなりこんな事を書いたかというと先日の忘年会の余興の景品にあるゲームがあったからである.
私のティーショットの行方も心配だが,その景品が当たった独身男性の今後も少々心配だ.

ガマンならない
[2009年11月04日(水)]

最近ガマンならないコトが多い.
ゴルフでは,スイング中に左腰のガマンが足りなくてボールがスライス軌道になってしまうコトが多いし,パットの際はガマンが足りずボールから目が離れてカップを見てしまうコトが多いが,これは自分のコトなのでさほど頭に来ない.
ガマンならないのはWeb上の文章に読者の期待を裏切るモノが多いことである.
それも,素人の雑文に目くじらを立てることは無いが,雑誌社のコラムに残念な文章があったりするのでガマンならない.

例えば,
タイトルが「○○が△△である本当の理由」というコラムであった場合,恐らく読者は,
・○○が△△になった経緯
・世間で語られている原因
・取材で明らかになった裏側の真相
・まとめとして著者が考える本当の理由
というような順序で文章が構成されているだろうコトを期待して文を読み進める.
しかし,
ラムに書いてある内容が「最初から最後まで著者の知っている薀蓄の羅列」だったら,何かの読み間違いかと何度も何度も読み返してしまうに違いない.何度探しても期待した情報が無かったら読んだ時間を大いに後悔するだろう.
上記の例以外にも,
・「□□の方程式」に解決方法が書かれていなかったり
・「◎◎の秘密」に当たり前の事実しかなかったり
・「▽▽への提言」が現状賛美の言葉ばっかりだったり
・「なぜ◇◇するのか?」に理論的な理由がなかったり
と,最近目に付いたモノだけでも枚挙にイトマが無い.
怒りのレベルで言うと「たい焼きかったけど餡子が入っていない」と同等レベルだと思う.

それを考えると,ゴルフ場のキャッチフレーズには悪い気はしない.
・雄大な自然に囲まれた
・名門の風格漂う
・フラット&ワイドの
・リゾート気分を満喫
それぞれ,「それは言い過ぎではないですか?」とツッコミを入れたくなるコトもしばしばだが,言われてみればそうとも言える様なトコロがあったりするからウソとは言い切れない.
コースの片隅に「コレがリゾート気分の所以か?」とも思える施設を見つけてしまうと嬉しくなってしまう.

さて,話は戻ってガマンならなかったコト.
私は本屋での買い物は「漫画なら単行本,小説なら文庫本」というキマリを作っていたが,この禁をとうとう破ってしまった.小説をハードカバーで買ってしまったのだ.
その小説家の名前は池井戸潤さん.全ての文庫を読破している私のお気に入りである.
何がガマンならないかって,名前が出来すぎだ.
「池」に「井戸」で「潤う」である.まるで宝塚女優.これで本名というからビックリ.
そして,本屋では平積み攻撃.簡単にノックアウトされてしまった.

もう買ってしまったので,後は愚妻の「無駄遣いしてばっかり!」から始まる罵詈雑言をガマンするだけである.

どこを切っても
[2009年10月13日(火)]

今年のNPBのレギュラーシーズンも終わってしまった.
我がベイスターズは今年も最下位.それも歴史的な負けっぷり.
どのくらい記録的な負け方だったかをちょっと挙げてみる.
・全ての月で負け越し
・交流戦勝ち越し対戦相手なし
・二桁得点試合:3
・完封負け試合:20
・瞬間最高勝率:4割
ここまで負けると清々しくなってくるかもしれない.
ゴルフに例えると,全てのホールでOBを打ちながら3パットしてしまうような感じだろうか?

本当にどこを切っても今年のベイは弱かった.更に個人成績に目を転ずると,
・規定投球回数に達してるのは三浦だけ
・規定打数に達しているのは3人だけ
・・・・
もう悲しくなって来たのでこの辺にします.

さて,
来年はもう少し希望が持てるシーズンになるのではないかと想像しているのだが,監督選考を含めてスタッフ人事に注目してしまう.
勝手に妄想しているストーリーは以下のとおり.
・楽天はクライマックスシリーズ2ndシリーズで日ハムに惜敗
・野村監督は予定通り契約満了
・契約満了を待って,横浜は野村監督と契約
・福盛和男,渡辺直人,中村真人,嶋基宏など中心選手が契約更新を見送る
・上記4選手は神奈川県に所縁があるか野村監督と付き合いが長いので野村監督を慕って横浜へ移籍
無い話では無いとは思うのだが,どうだろうか?
少々不安なのが,上記妄想が実現しても大補強とは言えないところ.
いっその事,マー君と岩隈に来てもらいましょうか?(永井でも長谷部でもいいです)

どこを切っても同じ図柄が出てくるのは金太郎飴だが,来年は「いつ観ても負け試合」という状況は回避して欲しい.
そのためにはモチベーションが上がるよう試合放送を考えては如何でしょう東京放送殿.
選手にとっても「飴」は必要でしょう!
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