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S.CAMERON 2009 Limited Release Napa California

2010年05月20日(木)
なんと言おうか、結果論的に言えば、何事においても上品なものはシンプルだと言うことか。いや、シンプルであるということは上品であると言う事だろうか。装飾というものをほとんど身にまとわない純粋な鉄の塊に、これほどまでに美しさを感じさせてくれるものは、そうは無い。もっとも極上のガンブルーという、唯一であって無二の装飾だけは誇らしげに光り輝いているけども。

CAMERONは、【2004 Holiday Collection】【2005 Limited Edition American Classic VII】【2006 Limited Edition Napa Valley】と3年連続でこのNAPAシリーズをリリース、3年の中断をはさんで、今回は久しぶりの登場となる。満を持して、と言う所だろうか。前記のなかで所有しているのはAmerican Classic VIIだけなので、比較は難しいけれども、少なくとも若干の手は加えられていると見れる。特にフランジのRについてはやや丸みを帯びた印象が強い。またトップビューとは逆に、ソールのごちゃごちゃ感が何とも残念ではある。このあたりは、それこそAmerican Classic VIIの、いかにもアメリカっぽいデザインのセンスが、どっかに吹っ飛んでしまったかのようだ。



とは言え、完成されたシンプルなデザインをモデファイするのは本当に大変な事であろうし、ささほどファットなイメージでない割に、ヘッド重量340gを確保して、トレンドを外していないところ等は流石と言うほかは無い。
Posted by masan72pt。 at 11:35  / S.CAMERON  / この記事の詳細
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S.CAMERON CIRCA62 No3 First 500

2009年03月13日(金)
クラシカルである事と、新しいということはデザインでは必ずしも背反ではない。新しいデザインの息吹の中には、必ずと言ってよいほど過去の英知というエッセンスが隠されている。このCIRCA62シリーズは、まさしく単なる回顧主義にとどまらず、新しい形のクラッシックスを提唱したキャメロンの原点に近い作品たちだと思う。



シリーズの中でもN0.3は、Answerを意識しつつブレードのエッセンスを閉じ込めた珠玉の一作である。やや小ぶりなヘッドは神経質そうな感もするが、クランクネックがアドレスを助け、かつ絶妙な鈍感さを演出し、精緻なフェースミーリングは打感の柔らかさと同時にフェースコントロールの曖昧さを打ち消してくれる。トップブレードのサイトドットは大ぶりではあるけれども野暮ったさを感じさせず、かえって芯をイメージさせてくれる。締まったイメージのガンブルーフィニッシュを、程よく緩めてくれるデザインでもある。



全体を支配するのは、名前のごとく60年代の流面形のイメージ。サイケデリックなイエローをポイントとしたところも見逃せない。キャメロンの歴史の中では、スタジオデザインシリーズの後継である事は間違いがないのだけれども、コンセプトを掘り下げた、あるいはもう一歩踏み込んだ作品群と言えるのではないだろうか。



そして見逃せないのはこの革巻きのグリップ、上質な車のステアリングにも似た手触りが所有感を満たしてくれる。バックラインの代わりともなっている結び目が、左手小指からひとさし指に心地よく絡み、右手ひとさし指に官能的な打感を与えてくれる。キャメロンにしてはやや太めなグリップだけれども、握りやすさとコントロール性がよい塩梅で同居して、扱い易い仕上がりと思う。他のグリップはあるのに、このグリップだけリペアがないのは残念な限りだ。このシリーズでも翌年は違うグリップに変更されてしまったから、今後は貴重なものになっていくのだろうか。打感は非常に柔らかで、キャメロンのカーボンスチールらしい仕上がり。ステンレスも悪くないのだけれども、やはりパターは軟鉄が一番かなとも思う。シンプルにデザイン力だけで勝負するこのシリーズは、奇をてらった大型マレットなどの今年のモデルなどの対極として、原点として、いつまでもインランインにとどめて欲しいと切に願う。
Posted by masan72pt。 at 23:53  / S.CAMERON  / この記事の詳細
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Ssssssssick!

2008年10月26日(日)
SCOTTYの創作意欲はとどまる所を知らないらしい。Damascus steelの魅力は、【連続スリーパット2 】様のTAD MOOREのパターや、もちろんGOLD’S FACTORY様のグリーンフォークの存在で十分に魅力的とは思っていたけれども。ここまでやられてしまうと、もうため息しか出ませんね。




7of27と見えますので、27本限定のJATでしょう。一体どのような方が手に入れられるのでしょうか?



形状もスコッツデールのリメイク009。渋いというか通好みというか。やはりそのあたりのツボは外しませんね。一度でいいから眺めて、打って、頬ずりしたい(笑)。
Posted by masan72pt。 at 22:52  / S.CAMERON  / この記事の詳細
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S.CAMERON CALIENTE Bolero by GOOD YEAR

2008年06月26日(木)
正直発売直後はあまり食指が動かなかったパターではある。当時の私のパターの価値観は、大前提でカーボンスチール削り出しであることで、アルミのパターなんてハナっから興味が無かった。ボビーグレース人気も落ち着いた頃だったというのも有ったかも知れない。ようはミーハーなのだ。その上ハーフ50で上がれることなんてめったに無い100叩きの初心者が、何を勘違いしていたのか妙な見得を張って「でかいヘッドのマレットなんて、下品でつかえたもんじゃねぇ」なぞとほざいていた。思い出すだけで恥ずかしい気持ちになる。15年前はミーハーの見栄っ張り、でもあれ?今とちっとも進歩ないじゃない。(もちろん今は大きなマレットも好きですけど)



さて気を取り直して、CALIENTEシリーズは、以前にも紹介したシルバーのCALIENTEと、このワインレッドのヘッドが特徴のCALIENTE Boleroの2種類に、それぞれのヘッドが一回り大きいGrandeを加えて、計4種類のヘッドが投入された。CAMERONの新たな市場獲得のspiritsが強く感じられる。特にBoleroはソールプレートを外し、なかのコインを入れ替えることで、ヘッド重量を調節できるという斬新なもので、RED−Xの初代モデルといったところだろうか。



構えると意外とシャープな形状。単なるFatなマレットでは無くて、余分な肉は可能な限りそぎ落として、ちゃんと感性を呼びに来てくれる。素性のいいパターの証拠だ。綺麗なフェースミーリングの割に、打感はかなりカッチリ目。アルミのソフトさを想像していると痛い目にあう。初速が思ったより速く玉足も強い。けれども下りのパットなどストロークをゆっくり、タッチをソフトに出してあげると思ったほど転がらない。この強弱の加減が、正しく比例していないと距離感はとてもつかみづらい。大きなマイナス要因と思う。

ともあれ、すでに発売から10年以上経ち、値段もこなれていて、ダブルベントシャフトという3次元立体的なシャフトを入れている割にアセンブルがしっかりしているものが多いから、マレット入門にはお勧め。特に夏場の重いグリーンでは威力を発揮してくれるでしょう。それからこのヘッドはGOODYEAR(っていうタイヤメーカー)さんのネーム入り。(写真でお分かりとは思いますが)たぶん販促品なのでしょうけど、最近CAMERONではあんまり見掛けない形態だから、チョットしたレアなパターなのでしょうか。私にとっては新品未使用で、ソールに当時のキズ保護シールが貼ってあるところの方がお気に入りなんですけどね。
Posted by masan72pt。 at 15:08  / S.CAMERON  / この記事の詳細
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S.CAMERON Studio Select Newport 2 Mid Slant

2008年06月01日(日)
CAMERON久々の会心の一作といってもいいかもしれない。妥協なき見事なミルディング、前作とは明らかに違う、シンプルでありながら、力強くかつ気品溢れる造形の美しさ。その誇り高き3つのCherry DotがScottyのこの作品に対する自信を物語っているようだ。



なだらかなRを描くフランジ。きめ細かく『やわらかい』質感。プロダクトモデルでありながら、その完成度はHANDMADEを彷彿とさせる高い次元を感じさせてくれる。NEWPORT2は、直線的なスクエア感が特徴だけれども、それだけにとどまらないイメージのやさしさは、大切なその1打、パッティングにおいて大きな味方となってくれる事は想像に難くない。



今回オーダーしたのは35inch、ヘッドは350gのCustom Made。ソールに埋め込まれたウェイトで簡単にヘッドの重量調節が出来るもの。(もっともこのウェイト変更はCAMERONの工房まで送らないと出来ないが)バランスはE1とかなりヘヴィーな仕上がり。左右に振り分けられたウェイトと相まって、大きな慣性モーメントを得る事が出来る、シャープな形状ながら、実は案外やさしいパターに仕上がっている。



カスタムのヘッドには必ずこのステッカーがはられる。どうでもいいことかもしれないけど、コレクターにはこれがまた堪らない所有感を満たしてくれる。一緒にはられる手書きのスペックシートもそうだけれども、こうゆう演出は、やはりアーティストでありながら、ビジネスとしての彼の高い才能の一端を垣間見せてくれる。



打感は私の想像より硬め。ただ弾くような硬さではなく、インパクトを出しやすい距離感のつかみ易い硬さ、『ほどよさ』とでも言うのだろうか。だから打ったときの感じどおり、弱いと感じればショート、強ければオーバー。変にそのあたりをフォローしてくれるパターではない。ただし球足は強いと感じた。総重量も関係していると思うけれども、明らかに強い回転。少々の芝目なら、薄めのラインで余計な事に煩わされる事なく集中できそうだ。



もう一つ、特筆すべきはこのミッドスラントネック。1998年から2001年までこの形状はPro Platinumシリーズとして扱われていたけれども、その後は姿を消していた。今回のスラントは、以前のモデルのようにストレートなネックではなく、絶妙なカーヴが描かれている。構えて明らかにわかる所では無いけれども、その微妙で緻密な曲がりが、セットアップでとても重要なことはよくわかる。ネックを意識させず、さりとてラインをイメージさせるには十分な見え方。このモデルの秀逸さはこういう『さり気なさ』にあるのかも知れない。

グリップはタイトリストコード。今まではツアー専用のREDがこのモデルより標準に。以前のBLACKより、コードの量が減って柔らかく感じる。(個体差もあるだろうけど)ヘッドカバーも本当にスマッシュヒット。デザインがとてもいい。上品なシルバーと思う。

ライを少しフラット目にしたものを、実戦用にもう一本、どうしても欲しくなってしまった。CAMERONフリークなら是が非でも手元に置きたい一品に仕上がったと思う。

最後にこの Newport 2、よく見ると大変大きなモデルチェンジだった事がわかる。このあたりはいずれ回を改めてご紹介したいと思う。





Posted by masan72pt。 at 11:32  / S.CAMERON  / この記事の詳細
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