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プリズン・トリック

2010年03月15日(月)
(本帯より)

本年度江戸川乱歩賞受賞作

乱歩賞史上最高のトリックだ。 
選考委員 東野圭吾氏

刑務所内での密室殺人



著書:プリズン・トリック
著者:遠藤武文
出版社:講談社


 千葉県市原市の交通刑務所を舞台に殺人事件が起こるのですが、これはと思うほど大胆なトリックを駆使して犯人は被害者を殺害しています。最後の結末にはとにかく驚きを禁じえませんでした。推理小説ファン必読の書であることは間違いないでしょう。
Posted by 僕のゴルフは2打目から at 21:30

小説現代2月号

2010年01月27日(水)
 (だいたひかる風に) 
  
 どうでもいいですよ〜 

 ”アンインストールする” を ”杏仁豆腐する” というオヤジ言葉。

 どうでもいいですよ〜

 ”僕、今スタンドアロンだから・・・”と独身貴族を気取る40過ぎのオヤジ。



 さて、今日は神戸市→津山市→岡山市と営業して広島市の宿に着きました。岡山市のとあるお客様の玄関ロビー内に、「やっぱりトラさん」という元国会議員の応援ポスターが貼られておりました。映画のトラさん役の方もとうにお亡くなりになっているので、こちらのトラさんも往生際を良くした方がいいと思うのは私だけでしょうか?私は「もっとぶって」と言った超Mなお姫様を陰ながら応援いたします。
 それはそれとして、小説現代の2月号はかなりお勧めです。
 特に、新しく連載が始まった 五十嵐貴久 の「誰でもよかった」は秋葉原で起こった無差別大量殺人をモチーフにしており、非常にセンセーショナルです。
 また、岩井志麻子の「ケーオマンコーン」は鳥取県で睡眠導入剤を使った殺人疑惑報道がなされている女性のような人も出てくる非常に面白い読み切り短編小説です。ちなみに「ケーオマンコーン」とはタイ語でドラゴンフルーツの事だそうです。

  
Posted by 僕のゴルフは2打目から at 21:56

告白

2009年09月23日(水)
 今日は最悪の一日になりました。わが中日ドラゴンズがジャイアンツに負け、目の前で胴上げを許してしまったのです。クライマックスシリーズがあるとはいえ、明日から何に生き甲斐を求めたらよいのかわからなくなっている私です。
 さて、今日はこんな本をご紹介します。


著書:告白
著者:湊かなえ


 ブックカバーにあるように、学校(中学校)を舞台にした作品です。
  
  ・聖職者
  ・殉教者
  ・慈愛者
  ・求道者
  ・信奉者
  ・伝道者

 以上の6部構成となっており、特に聖職者の章は鮮烈でした。教師はどういう状況におかれても生徒に対しては聖職者であらねばならないのか?この作品はそれを問いかけるような重い内容になっています。教師が終業式の日に、クラスの生徒に告げた恐ろしい告白・・・その告白を中心にしてストーリーは展開していきます。
 かつて 「YouTube」でタリバンが人質のドイツ人記者を、ナイフで生首を切断するシーンを見たことがありますが、あれと同じような読後感を味わうことが出来ます。
Posted by 僕のゴルフは2打目から at 20:26

利休にたずねよ

2009年07月13日(月)

著書: 利休をたずねよ

著者: 山本兼一



(本帯より)

 おのれの美学だけで
 天下人・秀吉と対峙した男・千利休の
 鮮烈なる恋、そして死。


わしが額づくのは、美しいものだけだ。

 逆時系列で書かれる、茶道の世界を通じて利休の美に対する恐れや苦悩が見事に書かれた作品です。利休の茶にある「侘び寂び」というのは決して枯れてはおらず、妖艶さを内包しているとありました。著者の山本氏が利休に関する書籍を徹底的に研究し、彼の人生感や美的感覚を究極まで突き詰めた作品のように感じられました。ぜひお勧めしたい一冊です。
Posted by 僕のゴルフは2打目から at 21:50

ポトスライムの舟

2009年03月09日(月)
 同じ解説者でも、古田と栗山は全然違うなあ〜。栗山もある意味、イチローとは兄弟なんだけど・・・
 というわけで今日はWBCの日本対韓国の試合があるのをすっかり忘れていました。スポーツジムに入ってそれに気付き、サウナ風呂でずっとテレビ中継を見ていました。
 さて、本日は一日金沢で仕事をしていました。これという話題もないので、第140回芥川賞受賞作品、津村紀久子さんの「ポトスライムの舟」を紹介したいと思います。
 私は今月号の「文藝春秋」でこの作品を読みました。

 
 9人の選考委員(池澤夏樹、石原慎太郎、小川洋子、川上弘美、黒井千次、高樹のぶ子、宮本輝、村上龍、山田詠美)で東京 築地の「新喜楽」で1月15日午後5時から選考会が開催され、2時間に及ぶ議論の結果、「ポトスライムの舟」が受賞作に決定しました。この他にも候補作として、

 ・鹿島田真希   「女の庭」
 ・墨谷渉      「潰玉」
 ・田中慎弥  「神様のいない日本シリーズ」
 ・山崎ナオコーラ  「手」
 ・吉原清隆     「不正な処理」

 以上の5作品が上がりましたが、最終的には津村紀久子さんの作品に決まりました。



 まず最初に「ポトスライム」とは鮮やかな緑色の観葉植物のことですが、単にポトスともいいます。ちなみにポトスはサツマイモの仲間です。
 主人公は長瀬由紀子という女性ですが、最初の一行でしかフルネームで書かれておらず、その後は 「ナガセ」とカタカナで苗字で表現されている点は作者の明らかな意図を感じさせます。
 「ナガセ」はある工場(おそらく化粧品メーカー)の契約社員で、会社で見た世界一周のクルージング旅行のポスターに心惹かれ、倹約に取り組もうと決意します。ところが、その倹約の過程で、彼女を取り巻く中でいろんな出来事が起こります。登場人物の軽妙な言葉遣いや、感情の描写が非常に見事な作品だと思いました。
Posted by 僕のゴルフは2打目から at 21:45
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