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過つは人の常
[2010年01月08日(金)]

今朝のニュースを見ていると、石川遼に続いて、池田勇太にもマスターズの招待状が届いていると報じられていた。

日本ゴルフ界が誇る若手がこうして実力でマスターズの挑戦権を手に入れたのは非常に喜ばしことだけど、やはり一抹の寂しさが残る。

それはやはりタイガー・ウッズの動向に他ならない。


昨年末にメディアに取り上げられ、一気に全世界に広まってしまった彼のスキャンダル。

女性としては気分的に彼を許せない人もいるだろうし、一方の男としては「それだけの甲斐性があるんだからOKじゃない?」という人もいる。

けれど、多くの人はタイガーに同情的なんじゃないだろうか?


もちろんスキャンダルが事実であるならけっして褒められたことではないし、どんなにエリン夫人に至らない点があったとしても、それは夫婦として解消していくべき問題であって、不義の大義名分になる話ではないのだから、悪いのはタイガー自身であることは間違いないと思う。

けれど、ここまで周囲に裏切られて、傷つけられて、誹謗中傷されるべきことではないと思う。


人として、これに耐えるのはどれほどの苦痛だろう。

タイガーが人を避けて、ゴルフ界からも引退し、ひっそりと余生をおくりたいと願っても、それは無理からぬことだと思う。


タイガーの無期限の戦線離脱がアメリカ経済、ひいては世界経済に与える影響は、予想されるだけでも途方もない金額になる。それを招いたのはタイガーの周囲に群がっていた金の亡者であり、無責任に煽り立てたメディア、そして我々に違いない。

タイガーからゴルフを奪った一因が我々にある。

タイガーは不世出のゴルファーで、遠からずニクラウスの記録も、サム・スニードの記録も打ち破るだろうと思っていた。タイガーの若さからすれば、多くの人がそういう目で彼を見ても当然だったんじゃないだろうか。

世界に夢を与えてくれたタイガーだからこそ、無期限の戦線離脱があれほどの経済界への打撃につながるのだと思う。そして、夢を与えてくれるタイガーを、一人の人間として見る目を失い、偶像化していた我々の落ち度に他ならない。


ゴルフ界でタイガーは至高の頂きに君臨している。
だからといって、彼が至高の人間であるわけではない。間違いも犯すし、若さゆえの傲慢だってある。三角形の頂点に君臨するからこそ、彼の足場は危ういんじゃないだろうか。

それは当然の事で、タイガーが人として欠陥があるということではけしてないと思う。
我々だってそういう要素は多く持っているんだろうし、だからこそ年長者に敬意を払うという文化が大切なのであって、多くの経験を積んできている人の厚みが、才能以上に評価されるべきなんじゃないだろうか。


今年のマスターズ
開幕の場にタイガーがいてくれるのかどうか。

一部のメディアでは、タイガーの復帰にはまだ相当の時間を要すると見ている意見もあるし、私自身も今季内での復帰は難しいかな?と思わないでもない。上述のように、このまま引退という可能性だって少なくないと思うほどだし・・・。

ただ、もしタイガーが再びゴルフ界に戻ってきてくれたとしたら、彼の英断と勇気を褒めてあげたい。彼だって自分の過ちが十分以上にわかっているだろうし、十分以上の罰を受けた。
また、再びゴルフ界に戻るということが、どれだけ無責任な周囲からの誹謗と中傷を招き寄せるかもわかりきった上での判断だと思うから・・・。


逃げ出してもいいと思う。

逃げ出したっていいと思うからこそ、逃げ出さなかった時は、素直に彼の今後を応援したいと私は思う。


過つは人の常、許すは神の業


などと言われることもあるけれど、同じ人だからこそ、許すのではなく、過ちを乗り越えようとしている人を応援したいな。

願わくば、タイガーのまたすばらしいプレー、笑顔が目にすることができますように。

とりあえず今日はこの辺で。

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