11月28日(日)
ハンダ カップ シニアマスターズ (おおむらさきCC)
倉本プロは最終戦でも見事優勝。
この模様は、
12月23日(木)テレビ東京系で昼の12時から1時25分まで放送されるので、見ている人に臨場感を与えるためにこのタイミングで書いてみることにした。
(日本シニアオープンの優勝の18番も、いつかは公開しようかと考えてます)
16番ホールボギー、17番ホールベタ
ピンバーディを取って2位と3打差で迎えた18番ティグ
ラウンド。
私は15番ティーグ
ラウンドで倉本プロから突然、あることを言われていた。
「たわしー、18番ティーショット終わったら、(長袖の)セーター渡してくれ!」
私は、なんでこのタイミングで???と思いながら、
「はい!」と歯切れの良い口調でさらっと返事する。
もうだんだん日暮れになってきて、18番ホールに行くころには肌寒くなってくることを予想して言った注文なのか、はたまた、スポンサー思いの
ブラック&ホワイトが目立つセーターにする為なのかはわからない。
以前、倉本プロが全英オープンで日本人最高位の4位になったときも、18番でサッとロゴの大きいウェアーに着替えたという噂は聞いたことはあるが・・・。
いずれにせよ、この試合、初めてもらったプロからの注文らしい注文。
忘れるわけにはいかない。
こういうときは書き留めておく事に限る!
ヤードエージブックを15番ホールから18番ホールにめくり、距離を書き込むところに予め書いておくことにした。
「セーターを渡す」
と歩きながら走り書きで書くつもりが・・・、
「セーターを渡」 まで書いたら・・・、
勢いあまって、
「セーターを渡辺」
と書き出している自分がいた。
慌ててその事に気づき、シンニョウを抜いた「刀」まで書いた上に、無理矢理平仮名の「す」でかき消した。
(これはノンフィクションです)
(なんか「す」が怪しい)
自分で、
「なんだよ〜、セーター渡辺って?」
「だけど俺の名字からいって、渡 まで書いたら次は、 辺 しかいつも書かないよ〜」と、
ひとり突っ込みをしながら苦笑いを浮かべた。
ティーショットに向かったときにキャディバックからサッと出した。
これで私の役目は終わったようにもさえ感じた。
ティーグランドのマーカーはいつもより30ヤードくらい前に出ていて、右にボールが出た瞬間、
「やっちゃったー! 右の山に抜けちゃったかな〜?右、何かあった?」
「何もないです。いや〜、あのラインだったら大丈夫だと思うんですけど〜」
セカンド地点に行ってみると、フェアーウェイを少し抜けた芝の先端が揃えられたラフにすっぽりとボールが沈んでいた。
そこに競技員の方がいて、
「
海外のメディアがカートでこの近くを通って、ボールを踏んだ可能性があるので確認してください」という。
あとで知ったのだが、この競技員の方は私が日本プロで初優勝した時(久保谷健一プロ)、プレーオフに向かうカートを運転していてくれた縁起のいい競技委員だった。
「たわしー、何ヤード打ったらいい?」
たいていのプロは、嫌な距離を残さないとか、サンドウェッジでフルショットできる距離を残すように言ってくれ!とか頼まれるが、倉本プロは
ピンを狙えるアングルを重要視するだけで、中途半端な距離が残っても、ボールを転がしたり止めたりしてコントロールしてしまうのであまり関係ない。
なので、このロケーションであの
ピンの位置、そしてこの打数の差、
とりあえず確立からいって凄く少ないが、池に入らない距離を言っておいた。
するとプロは例のごとく、あっさりと打ってしまった。
しかも低いラインを出した良く転がりそうな安全な球筋で・・・。
このライやローケーションにもっとも相応しい球筋だったに違いない。
サード地点。
これまた中途半端な距離。
(キャディ的にです)
近くに距離の目安のスプリンクラーがあったが、大きなグリーンで
ピンが右に振られたアングルを考えると、少し微妙。
時間もある事だし、くだらない見間違い計算違いしない為にも歩測することにした。
駆け足で戻りながらヤードを伝えると、これまたあっという間に打ってしまう。
最後の3メートルぐらいのパット。
今日は前半からパットのタイミングが少し早く、時折強めにヒットしてしまうことがあった。
しかし最後のパットは、なんでこの場面にでできるの?というくらいストロークもゆっくりで、ちょっと弱いかな?と思いきや、転がりよくカップに吸い込まれた。
バーディフィニィッシュ!
4打差、17アンダー!
ぶっちぎり!
また周りの人やメディアがいう、倉本プロの勝ち方を見れた。
これはいつも一打差を競って優勝してきた私の感覚に、また新たな勝ち方を18ホール通して間近でみれたのは大きな財産だ。
ゴルフって、競って勝つのも絵になるけど、テレビ中継されないとこで流れをつかんでいくスマートさ。
いつかはテレビ局もここのエリアがわかってきてくれて、プレーヤーのよりよいゴルフを視聴者につたえてくれたら・・・?と私は考える。
やっぱりスポーツは生!
ゴルフもやっぱり、
生生!
この皆でとった笑顔の写真が、最終日全国各地、いや、世界中から集まった応援団。
名前は出すと問題になってしまうかもしれないので、軽く紹介しておきます。
ゴルフ場支配人息子でティーチングプロ・アメリカから駆けつけたマージーさんのお姉さんと親戚・
学生時代からのプロの側近中の側近・お食事&ゴルフ仲間夫妻・アイデアマン兼便利屋・
スーパークレーマー元トレーナー・スーパー見る目がある酒豪コーチ・陰ながらのような表の熱烈ファン夫妻と女性・
気はやさしいがこわもてスーパー料理人。
みんなと生で喜びをわかち合えた。
全世界の倉本プロのファンの皆さん、今年1年、本当にありがとうございました。
私も優勝が決まってグリーン上でプロと握手をし、やっとシーズンが終わったのでその気持ちを伝えた。
「一年間、ありがとうございました。来年も宜しくお願いします」と・・・。
それに対する倉本プロの返答は・・・・、
「たわし、次は3ツアーズだ!」
だって・・・。
あれって、チャリティ
イベントじゃないの・・・?
プロってなんどきも勝負事には貪欲なのね・・・。