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諸見里プロと「迷」キャディのやり取り

【2009年09月11日(金)】
ゴルフ5レディースで諸見里プロが優勝したことによって、私のブログへのコメントや訪問、本当にありがたく思います。

私はブログを始めてからは、コメントに対する返事を控えさせてもらっています。
いつかはその都度返事をしたいと思ってはいるのですが、そのコメントの返事についつい時間をかけすぎてしまい、本業のブログ執筆が疎かになってしまうのが怖くて、この形をとらせて頂いております。
コメントは嬉しく拝見させて頂いておりますので、これからもドシドシとお願いします。

聞きたい事は、会場でお気楽にお声をかけてください。
選手がボギーを取った後以外は、お答えします。

諸見里プロファンの方々に、祝福と感謝の意を込めて、ラウンド中の会話のさわりを公開したいと思います。


では・・・・、初日のスタート前、練習の時から・・・。 


初めてバックを担がせてもらう前は、キャディ側も色々なケースを考えて気を使う。
私 「グリップは毎朝、拭く?」
プロ 「できれば〜・・・・」

ゴシゴシゴシ!

私 「クラブはどこにどう入れたらいい?」
プロ 「今回は渡辺さんにバックを預けているので、任せます」

あとは、一応構えの位置だけやスイングの形をインプットして、本戦中、もし変わって聞かれたらわかるようにだけはしておく。
(プロはほとんどかわらない)

沈黙のまま、何球か打っているときに突然聞かれた。
プロ 「渡辺さん、4番のショート、ピンの位置どこですか〜〜?」

えっ?これって、俺をテストしている?
私はすかさず、「手前から19ヤードの左から12ヤード」
すると隣にいた佐伯三貴プロとキャディが、「なんでそんなの言えるんですか〜?私なんかコースすら覚えてないよ〜」と笑っていた。
私もこんなヤヤコシイ数字をすぐに言えたのが不思議だった。(コース戦略を予習していてよかった)

テストに合格?


次の日も朝の練習でプロはいきなり聞いてくる。
プロ 「4番ショートのピン、どこですか〜?」
私は待ってましたと答えた後に、「なんでいつも4番ホールを聞くの〜?」
プロ 「最初のショートだから・・・」
なるほど、俺へのテストじゃなくって、これもルーティーンだったのね!

最終日は、全ショートホール聞いてきて、その打ちそうな番手と球筋を打っていた。
(ちょっと気合が入っているな〜!というか、ボール制限40球が無制限になっていっぱいうてるからかな?)

そして迎えた最終日、1番ホールから・・・

ここからは、ポイントのやり取りを、出来るだけその時の言葉で伝えたいと思います。

セカンド地点。(左足下がりのファーストカット)
プロ 「ちょっとこのライからアシがでそうなんですけど〜、どこが一番いいですか?」
私 「ピン横まで行っちゃったほうがいいね」
9番アイアンかPWで迷っていて、9番で打った。
ピン横のいい上りライン、8メートル。

2番ロング、セカンド地点(左足上がりのつま先あがり)
残りのヤードと刻むポイントをいうと、
プロ 「7番ウッドぐらいですかね〜、3番ウッドもいけそうなんですけどー」
私 「打てるなら、ボールがあがっちゃうより、低くラインだしでいけば〜」

3番ホール
プロ「スプーンでいきまーす」
私 「うん」

セカンド地点(フェアーウエイ)
私 「あのピンの位置、パット練習して、俺が手前から下っているよ!と言ったところ」
プロ 「ああ、PWですね」

打ったあとにプロ、「悪くないところですよね〜、パットの感じがいいから・・・」
手前から、7メートルぐらいを真ん中から沈める。バーディ!

4番ショート(打ち下ろし約30ヤードのピンは右段上!)
プロ 「6番アイアンで低くカット目に軽くイメージだすのはどうですか〜?」
私 「う〜〜ん、ここは奥だけは駄目だからね〜、7番普通でいいんじゃないの〜?」
プロ 「わかりました。7番でいきます」

行ってみるとピン横チョイ手前にキャリーして、ピン左横カラーで止まる。(距離はぴったり、7番正解!密かにガッツポーズ)
理由:朝の風とは向きが変わり始めていて、風の強さが落ち着いていなかった。風がアゲンストだからといって、6番をもっていたら・・・?
大体、30ヤードも打ち下ろしがあったら、距離なんか球筋によって変わるからわかるわけないけど、当たった。
だけどプロ「引っ掛けた〜」と言ってショートパットを外して、今大会2個目のボギー!

5番ロング、セカンド地点
私 「エッジ230ヤード・・・」
プロはすかさず3番ウッドを抜く。
私の中では、「刻み」の選択肢もあったが、そこまで勢い良く抜かれたら、何も言えない言わない!

やっぱりちょっとアプローチ難しいとこで、ラフから打った球はカラーに止まる。
6ヤードのチップ。
プロが自分でリカバリー率80%という、54度のウェッジ!
逆目でちょっといやかな〜?と見守っていたら、入った!(バーディ)
出来すぎ!

6番、ティーショット。
プロ 「3番ウッドですね〜」
私 「3番!!!」
このホールの今日のピンの位置は、練習ラウンドで「ドライバーじゃなくて、3番ウッドもあるんじゃないの?」と言っていた。
その前のロングで歩いている時にも、「次のホールのピンは、あそこで右からは狙えないね〜」と注意を促していたので、たぶんそれを察して抜いてくれたのだろう!
同組の横峯プロはドライバーでバッチリのラインにナイスショット!

セカンド地点。
私達は8番アイアンで、左薄いラフからスライス目にチョーーーン。
(思ったより球が高く上がってしまって、むしろ止まりそうな球になっていまったのだが・・・)

一方横峯プロは、サンドウェッジの距離だが、目の前の高い松が邪魔をしていて、どう頑張ってスライスを打ってもピン横10ヤードにしか打っていけない。
SWで無理にスライスを打とうとしたら、くぐる可能性もある。
横峯プロはやっぱりそれを警戒して、ピン左奥、下りの早い15メートルのパットを残し、危うく3パット。

そこをプロは下りの6メートルを沈めてバーディ。
(キャディ的にこのバーディは嬉しかった。たぶんここのホールはほとんどの選手がドライバーで打ったに違いない!こういう所は私も言うのに、いささか勇気がいる)

2日間応援しに来てくれているギャラリーから、「ナイスバーディ!」と熱い声がかかる。

私「モロミー、俺達よりギャラリーの方が熱くなっているね」
プロ 「間違いない」
(ギャラリーの方、ちょっとネタに使わせてもらい、モロミーの笑いを取る事ができました。ありがとうございます。たぶん本当は私が一番熱かったです)

7番グリーン(プロ2m下り、斉藤プロ1m、横峯プロ70センチ)
最初に打つプロは聞いてくる。
プロ 「渡辺さん、どっちに見えますか〜?」
今までライン聞いてくるときは、「この辺ですよね〜」とか、「スライスですよね〜」と大まかにしか聞いてこなかったのに、この難しいライン・・・?
私 「真っ直ぐでいいんじゃないかな〜」

入った!(バーディ)
私「どうだったの〜?揺れてたよね〜」
プロ 「ユラユラユラして、真っ直ぐな感じでしたね〜」
よかった、当たった。だけどホントはっきりしないラインだった。

8番ショート
私 「どんな球筋でいくの〜?」
プロ 「6番であの奥のキャディバックが置いてある左にフェードみたいな感じでこうと思っているんですけどねー」
私「7番で右からまわすのは、危険だからね〜」

だがドンダフリした球は、転がってピン横!
「モロミー、4連続バーディでたたみかけろ!」と言いたいところだったが、何も言えず。

9番、セカンド地点
距離がハマッタ!
たぶん狙いにいったのだろう!
力みがちょっと引っかけ、本人も不満そうな苦笑い!


さて、サンデーバックナイン!

ここからが、優勝への道を左右する!

イッキに書き上げたいところだったが、また次回へ・・・、じらします(笑)


盛り上がったところで、みなさん、さようなら・・・!

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コメント
面白い話で参考になります。おいらがキャディーをしてた時は雑談しかしていませんでした。バックナインの話楽しみにしてます。
Posted by:秦野の大将 at 2009年09月14日(月) 03:53
たわしさん、こんばんは

TV中継をよく見ていて、「キャディさんと何話してんだろ〜なぁ」と
思う事が多かった自分には、凄い面白く・有難いお話です!
後篇が楽しみです。

諸見里プロ、日本女子プロも優勝しちゃいましたね…凄い。
プロを勢いに乗せた先週のたわしさんの活躍も勝因の一つですね。
Posted by:ダックス at 2009年09月13日(日) 20:41
めっちゃおもろいッス

これぞプロキャディならではのブログです

タワリンの記憶力の良さなら昨年のCATも書けるでしょう?
しのぶちゃんのIN編の後に期待してもいいかな?

いいとも!(by タワリン)
Posted by:軍曹 at 2009年09月13日(日) 18:53
いや〜実に内容の濃い記事を公開していただきありがとうございます(いつもが薄っぺらいという意味ではございませんので・・・

解説の方が、想像で話している内容で満足していましたが、こんなに詳細に暴露していただけるのは非常にありがたいです。

ブログのコメントの返事など期待しておりませんので、これからもこのような興味をそそる記事や笑える記事(どちらかというと個人的にはこちらの方が好み)をどんどんアップしていってくださいませ

今週もしのぶちゃんの強いところを見せていただきました

先週のバックナインのやり取り、賞味期限切れにならないうちに早いとこアップお願いいたします
Posted by:ボ(≧∀≦)ラ●^艸^●姉 at 2009年09月13日(日) 18:22
今晩は、わたなべさん。
今週も女子プロ選手権の現地応援していますが。
精神的安定感、好調を維持、2週連続優勝?
応援に益々熱が入ります。

しのぶさんとの会話、非常に興味深く、面白い。
後半戦が楽しみです。
会話の公開、ありがとうございます

雨の中コマツオープンお疲れ様でした。
倉本さん、追い上げ11T。
今後の健闘を、お祈りいたします。
頑張れたわしさん(あだ名で御免なさい)
(シニアオープン、琵琶湖で開催ですね、倉本さん、いや渡辺さんを応援しに行くか?)
Posted by:カズとミルクのオッサン at 2009年09月13日(日) 00:55
たわしさん、初めまして。

楽々さんのところから来ました。
同じくしのぶPの大ファンです。

今年はしのぶPのファンにとってはたまらないシーズンです!
昨年までの不完全燃焼な気持ちを一気に晴らしてます(笑)
その影にたわしさんのようなキャディーさんの存在があります。
しのぶP1人では決して成し得ない結果だったと思います。

試合観戦してる時はいつもしのぶPとキャディーさんとの会話を耳をダンボにして聞いてるのですが、ここまで細かくは分かりません。
内容がめっちゃリアルで興味深いです。

また、近いうちの担いでくださいね。
ぜひ、その時は観戦したいです。
出来れば東京周辺でお願いしま〜す!!

その時はしのぶPだけでなく、たわしさんにも声援送りますね〜(笑)
Posted by:cozymix at 2009年09月12日(土) 22:46

たわしさん、こんばんわ

昨日の記事を楽しく拝見させて頂きました。大変嬉しい記事なのでトラバしたいと思っています。

これだけ詳細のやりとりが聞けるなんて諸見里しのぶファンとしては欣喜雀躍です。先週の優勝の感慨に浸りながら明日の優勝を夢見ておりますよ。

改めて記事に御礼、たわしさんに感謝
Posted by:毎度楽々 at 2009年09月12日(土) 21:30
う〜ん。試合でのプロゴルファー対プロキャディーの丁々発止のやり取りがよ〜く伝わってきますね。他のキャディーさんたちのブログのグルメ情報もいいんですが、やはり当事者にしか語れない、こういう生の話が聞きたかったですね。続きが楽しみです。
Posted by:雪国の老ダッフアー at 2009年09月12日(土) 08:31
非常に勉強になる
興味深い記事を有り難う
Posted by:GG at 2009年09月12日(土) 07:22
プロフィール

渡辺宏之
あだ名:たわし


1971年6月21日生
神奈川県秦野市出身
血液型:O型
東洋大学卒業後、学生時代からしていたスキーインストラクター、ライフセイバー、 キャディなどのシーズンアルバイトをしながら日々の生活を送る。

小・中学校の同級生久保谷健一がプロになったのがきっかけで、1998年頃、アルバイトキャディからツアーキャディに転身。 2002年、久保谷プロとともに日本プロのメジャーを含む二週連続プレーオフ優勝を経験。2003年には、アメリカツアーの予選会を突破した久保谷プロとともに、1年間アメリカツアーに本格参戦。

また、2005年には、服部道子プロのキャディとして女子ツアーの優勝を経験。

2005年末から07年まで、倉本昌弘プロのキャディとして、アメリカチャンピオンズツアーに参戦。 08年は日本に戻り、女子ツアーを中心にキャディ活動。 8月には、男子ツアーで日本一タフと言われる・名門小樽CCで谷口拓也プロ、2週後の大箱根CCでは、大雨の中、賞金女王になった古閑美保プロのキャディバックを担ぎ、月間2勝をあげた。 2009年の夏も、諸見里しのぶプロで優勝。
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