おはようございます。
本日はわたしのためにお集まりいただきありがとうございます。
この部屋にいる多くの人たちはわたしの友人です。
そしてここにいる多くの人がわたしを知っています。
応援したいただいた方、一緒に仕事をした方、支えていただいた方、みなさんはこのうちのどれかに当てはまります。
さてみなさんはわたしを批判する正当な理由を持っています。
そこでわたしは正直に、そして簡潔にひと言申し上げます。まずわたしの利己的で無責任な行為を深くおわびします。
エリン(夫人)とはわたしの行為がおよぼしたダメージについての話し合いを始めたばかりです。
彼女は謝罪を求めましたが、本当の謝罪とは言葉によって成立するものではなく、時間をかけて行動で示すものです。
わたしたちは何度も話し合いました。しかしながらその内容は、2人の間だけにとどめておきます。
またわたしはここにいらっしゃる方々にご迷惑をかけたこともわかっています。
わたしはみなさんやファンを落胆させ、一緒に仕事をした方々には個人的にも仕事上でもつらい思いをさせてしまいました。
わたしがやったことはビジネス・パートナーにもご迷惑をかけてしまいました。
わたしの設立した財団に携わっているスタッフ、理事、スポンサーは大切な存在です。
そしてなにより大切なのは若い生徒たちです。
13年前、今は亡き父とわたしは教育を通して若い世代が彼らの夢を実現できるようにと願いました。
この仕事は今後も継続し発展させていく所存です。
南カリフォルニアのラーニングセンターから、ワシントンDCでのアール・
ウッズ基金まで、数百万人の子どもたちが彼らの生活を変えました。
そしてわたしはこの仕事を継続させていきます。
しかしそれでもなお、わたしはあなたがたを失望させたと思います。
自分が何者で、いったい何をやってしまったのかという疑問を与えてしまいました。
みなさんをこのような状況に追い込んだことを、恥ずかしく感じています。
わたしがやったすべてのことをおわびします。
償うべきことはたくさんあります。
しかし論じておきたいことがひとつあります。
感謝祭の夜(26〜27日)エリンがわたしを何かで傷つけ、襲ったと見ている人たちがいます。
そんな話をでっちあげた人たちに怒りを感じています。
エリンは決してそんなことはしていません。
結婚生活の中で家庭内暴力などは一度もないのです。
エリンは理解と好意を示してくれましたし、何事も起きなかったようにふるまってくれました。
感謝こそあれ、責められるべきものではありません。
ここでも問題は、わたしが繰り返してしまった自分の行為についてです。
責められるべきはわたし1人です。
わたしは自分が信じていた価値観で(家族との)生活を放棄しました。
自分の行動が間違っていたのはわかっていました。
しかし一般的な倫理や規範など自分にはあてはまらないと思いこんでいました。
誰かを傷つけているなどと思ったこともありませんでした。
自分のことしか考えていなかったのです。
夫婦の一線を越え、ひたすらまっすぐ突き進んでいました。
やりたいことはなんでもやる。そんな感じでした。
ここまでの人生で一生懸命、頑張ってたつもりです。
だから周囲にある誘惑を全部楽しんでもいいんだ、というおごりがありました。
金や名誉は探さなくてもそこにあったので、感謝していました。
わたしは間違っていました。
愚かでした。
他人と違ったルールでプレーしてはいけないのです。
みなさんが向き合う境界は、わたしも同じであるべきなのです。
わたしは自滅しました。
妻、子どもたち、母、妻の家族、友人、財団のスタッフとわたしを尊敬してくれていた子どもたちを傷つけてしまいました。
自分がやってしまったことについて時間をかけて考えました。
この失敗は、これまで望んでいなかったやり方で自分を見つめなおす機会を与えてくれました。
あやまちを繰り返さないように修正できるかどうかはわたし自身にかかっています。
しっかりとした生活を始められるかどうかもわたし次第です。
人生では何かに打ち勝ったことだけが重要と信じていました。
でもゴルフ・コースで成し遂げたことは人生の一部でしかなく、人格や品位こそ大事なことです。
両親からは子どもたちのロール・モデル(規範)になるように言われたものでした。
だから家族には本当にすまない気持ちです。
誰かの助けが必要だったことを認めるのはつらかった。
でもそうしました。
昨年12月末からの45日間、わたしは直面している事態から抜け出すために入院しました。
もちろん長い道のりですが、正しい方向へ第1歩を踏み出しました。
多くの方々が抱いている疑問は承知しています。
不倫の回数や詳細を聞きたい気持ちはわかります。
エリンとわたしが一緒に生活していくかどうかも興味の対象でしょう。
でもどうかこの件に関しては2人だけの問題であるとを理解していただきたいのです。
見覚えのないことも取り上げられました。
薬物を使ったという報道です。
これはまったくのデタラメです。
身内のこともいろいろと書かれました。
わたしは自滅してしまいましたが、それでも家族のプライバシーを守る権利は残っているはずです。
書かれたようなことはいっさいやっていません。
あやまちを犯したのはわたしだけです。
わたしはいつも妻や子どもたちの私的空間を保つように努力してきました。
スポンサーとの距離も置きました。
子どもたちが生まれたとき、わたしたちは写真を公開しましたが、それはパパラッチを避けるためでもありました。
しかしながらわたしがあやまちを犯したばかりに、学校に行く2歳半の娘がメディアに追いかけられました。
妻も母もそうです。
どんなにわたしの行為が間違っていたとしても、お願いですから妻と子どもたちはそっとしておいてください。
わたしは人生を変えなければいけない1人でしょう。
家族や親しい人たちのためによりよい人間にならねばなりません。
今はそこに神経を集中させています。
やらねばならないことがたくさんあります。
全精力を注ぎこむつもりです。
母が昔、語ってくれた仏教の教えが道を示してくれるはずです。
ご存じないかもしれませんが、わたしは仏教徒として育てられました。
仏教はあまりに欲を持ちすぎると不幸になってしまうと説いています。
それがわたしに誘惑を抑え我慢することを教えてくれました。
わたしは明らかに道を踏み外していました。
今後も多くの助けが必要になるでしょう。
なぜならどのように人生を変えていけばいいのかがわかったからです。
あすが来れば、また治療とセラピーを受けます。
アクセンンチュア選手権でプレーしている友人たちにも感謝します。
なぜきょう自分が姿を見せたのかも理解してくれていると思います。
セラピーでは穏やかな生活とプロゴルファーとしての生活のバランスをどうやって保てばいいのかを学びました。
自分のバランスを取り戻すことが必要なのです。
そして結婚生活と子どもたちを生活の中心にすえることこそ最も重要なことです。
このためにまだ助けが必要です。
仲間からの助けの求め方もわかってきました。
同じような状況に置かれている人に、それをお返しできることを望んでいます。
わたしはいつの日かゴルフ界に戻ります。
ただしいつその日が来るのかはわかりません。
今年かどうかも断定しません。
復帰する時にはもっとゴルフを尊敬できるようなふるまいが必要でしょう。
ここ数週間、たくさんのメールや電話で激励してくれた方々にお礼を申し上げたい。
エリンとわたしには前が開けた感じです。
そして
PGAツアーのフィンチェム・コミッショナーと選手の理解と忍耐にも感謝します。
またコースで会える日を楽しみにしています。
最後にきょう、わたしはみなさんの力を求めたい。
わたしをもう一度信じてもらえる日のために心を広く持っていてください。
ありがとうございました。
普通の人が遊ぶ時期に遊ばないで、ゴルフの練習ばかりしていた。
年をとってから覚えた遊びに溺れてしまった。
良くあるパターンだな。
タイガーのゴルフに対するストイックさが、逆に彼の倫理観を歪めて形成してしまったのかもしれない。
このスピーチもセラピーの一環のようですね。
自分の倫理観の歪みを公の前で認めた。
そしてみずからそれを正そうとしている。
このスピーチ、周りにはいろいろ言われているけど。。。
TONはタイガーの勇気と努力を評価したい。